歯列矯正についての基礎知識ということで、まずは、適切な咬み合わせによる「綺麗な歯並び」がどういったものか?についてご説明いたします。
矯正学的には「単独の歯の位置」「歯列弓の形態」「歯列弓の上下の咬み合わせ関係」に注目した細かい判断基準が色々とありますが、ここでは、皆さんが鏡などで自分の顔や歯を見て判断出来る部分についてのみご紹介いたします。
綺麗な歯列は、実際に見える歯の部分の美しさに加え、顔の外見上の美しさ、そしてよく咬むことが出来ることで消化を助け、ひいては顔色も良くなるといった機能面での美しさもあります。

皆さんは口元が整っているか?を判断する基準として「エステティックライン(略してEラインと呼ばれることもあります)」というものをご存知でしょうか?
顔を正面から見た時に、顔の中心線の上に顎の先端があることです。顎の先端が左右どちらかにずれている場合は、骨格や歯並びが影響していることが考えられます。
正中線という言葉は普段あまり聞き慣れない言葉ですが、「上の2本の前歯の間の線」と「下の2本の前歯の間を線」が1直線に並ぶ状態の歯並びが良い状態の歯列とされています。
下顎中切歯、上顎第3大臼歯を除いて(これらは1歯対1歯)、1歯対2歯の咬み合わせが綺麗かつ咬む力が最大限に発揮出来る咬み合わせ、といわれています。
